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かきのみ [2002年作品]


かきのみ
おちたよ

こみちに
おちたよ

だあれの
かきのみ

あかあい
かきのみ

かぜさん
おとした

かきのみ
たべよか

だあれも
いないよ

こだちの
ましたで

あらわず
たべよか

がぶりと
かきのみ

おいしい
かきのみ

しろしゃつ
よごして

がぶりと
かきのみ

かあさん
おこるぞ

ただいま
いえるか

しんぱい
しんぱい


2002/08/27

こころはこうじちゅう [2002年作品]

ぼくの
こころは 
こうじちゅうです

ぼくの
おくちから 
がーどまんが

「ことば
つうこうどめ!」って 
はたをふります

だんぷかーが 
かなしみ
やまもり
はこんで

こころから
なんだいも
でてゆきます

だいくさんが 
とんとん 
こころの
どあを
つけかえて

ささくれた
こころの
かべを 
さかんやさんが
きれいに
ぬってます

しばらく
ごめいわく
おかけしますの
かんばん
せなかに
ぶらさげて

ぼくは
きょうも
でんしゃで
でかけてゆく
まいにちです

2002.10.21

※このうたをつくったころは
結構このうたは評判よくて
私の代表作みたいな感じでいました。
先日このうたに私が昔作った曲をのせました。
こんな感じです。



曲:1987/04

はねをつけたことば [2002年作品]



ことばに
はねを
つけた

ぎこちなく
とんでいった

ことばは
かえって
こなかった

どこかに
おちた
おとが
した

こころが
いたく
なってきた

2002/10/08

ほほえみ *朗読付 [2002年作品]


ちいさな
とびらを
ひらけば
ゆけるさ

あなたが
わらえば
すべてが
かわるよ

まってる
そんなひ
もうすぐ
かならず

あなたの
ましろな
こころが
すきだよ

しずかに
みてるさ
あなたの
せなかを

ほほえむ
あなたの
すてきな
すがたを

071 (480x640).jpg

2002.09.27

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012までの
限定ユニット「うたのこえ」より



おかいもの *朗読付 [2002年作品]


かもつせん
こえたら
ある
いちば

そこで
いろんな
もの
かいはる
おかあちゃん

さかなやの
おっちゃん
いいこやなあって
あたまなでて
くれはるけど

さっき
おかあちゃんに
おこられたとこや

いちばきても
なんも
こうたらへんって
いわれて
なんも
おもろうない

うちに
ひとり
おるのも
さみしい
だけやから
ついてきたけど

おかあちゃん
おしゃべり
ばっかりや

ほんま
ながいんや

はよ
いちばから
かえりたいのに
かえれへんねん

だから
おしっこ
もらしたろかって
おもってんねん

2002.09.13

※大阪弁で綴ったものです。

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より





びすけっと [2002年作品]


なかなおりは
びすけっと
いちまい

きみが
なにも
いわず
くれた

びすけっと
いちまい

こっちを
むいて
くれないけれど

もらって
たべた

びすけっと
いちまい

たべたら
あまさが
こころに
ひろがって

おこった
こころが
あまさに
まけた

ごめんと
ひとこと
きみに
いった

きみは
また
だまって

びすけっと
いちまい
くれた

ありがとうと
ぼくが
いった

いっしょに
たべた

なにも
いわなかった
けれど

ずっと
いっしょに
いてくれた

こうえんの
べんち

もう
ゆうぐれ
だった

かえろうかと
いうと
うんと
うなづいた

きみが
かわいかった

ぼくは
きみの
じてんしゃを
おした

きみの
いえまで

2002/12/16

ともしび [2002年作品]



ともしび
けすなよ

ともしび
なくしては

あるけぬ
みちだ

よるは
ながい

あけぬ
よるかも
しれぬ

ともしび
なくしては

なにを
たよりに

このみち
あるく

この
わたし

2002/09/08

しんじつ [2002年作品]



IMG_4628.JPG

このめで
みるまでは
しんじない

ほんとうに
まるいのか
この
ちきゅう

まるければ
この
びるでぃんぐ
たちゃしねえ
だろ

まっすぐ
そらに
むかっては

2002/08/30

きょうのかぜさんきいてよね *朗読付 [2002年作品]


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むぎわら
ぼうし

かぜに
とばされ
たいなあ

あおい
そらに
ひゅうーと
とばされたのを

おいかけて
おいかけて
いききらし

みとどけて
みたいなあ

そして
わすれ
かけたころ

やさしい
おばあさんに
ひろわれて

これ 
ぼくのでしょう 
だいじにね・・って
いわれて
みたいなあ

なつだから
ほんの
すこしのおねがい
きいてよね

きょうの
かぜさん
かぜさん

2002/08/01

◇写真 aoisoraさん

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より



はーもにか *朗読付 [2002年作品]


きみの
すきな
めろでぃーを
しっているよ

きみが
いつまでも
なかないように

ふいて
あげるよ
はーもにか

ことば
なんて
いらないよね

どれみふぁそが
ぼくの
きもち
つたえるよ

ほら
きみが
うれしそう

きみが
くちずさんでる

はーもにか
なら
うまく
ふけるんだ

きみの
こころ
やさしく
できるんだ

ことばに
すれば

なにも
いえない
ぼくだけど

2002/12/15

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より



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ずっとまわせ *朗読付 [2002年作品]


まわる
ちきゅう

ずっと
まわせ

ちからを
あわせて
 
とまらぬ
ように

あんまり
はやく

まわし
すぎると

あるぷす 
ひまらや 
ふじさんと

ななつの
うみが
おちて
しまうよ

やさしく
いたわり

まわして
ゆくんだよ

きみの
ちからで

きみの
やさしさで

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2002/06/16

※あとがき
このうたは自分のひらがなうたの1作目のもの。

◇朗読はこちら
朗読、構成:さきみさん
2011‐2012限定ユニット「うたのこえ」より




このみち *朗読付 [2002年作品]


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ゆうぐれ
まぢかの
こおろぎ
なくみち

おもいで
おはじき
おそらに
はじけた

いつまで
おにから
かくれて
いるのと

あのひの
わたしが
わたしを
みつけた

ふるさと
ゆうぐれ
しずかに
ゆうぐれ

やっぱり
きてみて
よかった
ふるさと

このみち
あるけば
いちから
あるける

こころが
すきっぷ
こころが
わらった

2002/09/24

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より



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ゆびきり [2002年作品]



すきと
すきは

こいびと
どうし

あわて
ないでね

おとこのこ
おんなのこ

こいは
ゆっくりと

すきが
すきで

なくならない
ように

めぐる
きせつに

いっぱい
いっぱい

ゆびきり
して

しあわせの
かねを
ならしてね

おとこのこ
おんなのこ


2002/09/07



たねをもつひと [2002年作品]


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みのらぬ
ものは
ないとおもえ

みのらす
ために
ふりしぼれ
わかきちから

みのる
ものを
おもえば

こころも
みのる

2002/09/25

◇写真 aoisoraさん



こころになる日 *朗読付 [2002年作品]


じぶんでは
きめられない

こころの
かたち

そらに
くもが

うみに
なみが
あるように

わたしに
あなたが
いれば
きめられる

こころが
はじめて

こころに
なるから

2002/08/12

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◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より




むせぶぼくのたましい [2002年作品]


いきて
いきて
いきれ

いきろ
ことば
あつく

むせぶ
ぼくの
たましい

いきて
いきて
いきれ

これが
いきる
ことか

あつく
いきろ
ことば

いきて
いきて
いきれ

みらいに
ちから
つきる
ひまで

2002/08/14

ほほえみいっぱい *朗読付 [2002年作品]


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いちから
あるこう

もいちど
いちから

そこから
よいしょで

どうにか
こうにか

さかみち
ふんばり

あいさつ
かわして

わたしが
わたしで

いれたら
いいなあ

ほほえみ
あつめて

そうして
だれかに

あかるい
こころで

はなしが
できたら

たのしみ
いっぱい

うれしさ
いっぱい

またくる
まちかど

やくそく
かわして

たのしみ
つくろう

げんきに
まいにち

くじけた
こころに

ほほえみ
いっぱい

2002/12/01

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より


ぶどう *朗読付 [2002年作品]


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かぜに
ふかれて
たべてみたい

きみと
いっしょに 
たべてみたい

とおい
ばしょで 
たべてみたい

ぶどうを
たべる
ためだけの 
たびにでたい

なにも
はなさなくて 
いい

きみの
かみが

かぜに
ふかれて 
いればいい

そして
ぶどうを

しずかに 
たべてみたい

くさに
こしかけて
 
さんかく
すわりで

ひる
さがりから 
ゆうぐれまで

ぶどうを
たべて
いたい

きみが
「もうかえろう・・」と 
はなすまで

2002/07/27

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より



※和歌山県橋本市にしごとで週に2回は訪れています。
この間いつも通る道とは違う道を歩いてみようと
気まぐれに知らないまちのかどを曲がれば
葡萄畑に出会えることができました。
これだから歩くって素晴らしいことだなと
ひとりで感動しておりました。
しばしその畑の前で立ち止まり
葡萄のすがたを眺めておりました。
橋本市に葡萄畑があることは全く知りませんでした。
柿の里と駅前に記されてあったのは
記憶にあったのですが。

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かげぼうし *朗読付 [2002年作品]


かげが
のびるのは

かげが
いきたい
からだ

どうしようもなく
いきたくて
いきたくて
しかたがなく

ひが
くれるまでに
なんとかしようと

いきたい
きもちが

みちに
のびて
ゆくんだ

かげを
つくる
ひとよりも

いきる
ことを
つよく

のぞんだ
はずなのに

たいようは
まっては
くれなかった

2002年08月25 日

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より





いつまでも *朗読付(ちび) [2002年作品]


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そらに
いつまでも
とりが

うみに
いつまでも
さかなが

やまに
いつまでも
みどりが

ほしに
いつまでも
かがやきが

きみに
いつまでも
ゆめが

ぼくに
いつまでも
きみが

2002.07.26

◇ちびの朗読です。


◇ 写真 aoisoraさん


雨の日曜日 *朗読付 [2002年作品]


きょうは
いちにち
しずかに
していなさいよと

やさしく
しかる
かあさんのような
あまおとがする
いちにち

だから
ずっと
おうちで
ほんを
よんでいます

せっかくの
にちようび
だけど

2002/09/22

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より





青空につづくみち *朗読付 [2002年作品]

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つばさ
なんて

なくて
いいさ

ぼくは
あるく

いつも
あるく

あめの
なかを

かぜの
なかを

ありの
ままに

ないて
わらい

ぼくは
あるく

いつも
あるく

むかしも
きょうも

そして
あしたも

ちへい
せんの

みえる
ところまで

2002/08/06

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より



◇写真 aoisoraさん


まどべ *朗読付 [2002年作品]


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えんを
えがく
とりに
なって
みたい

くぎり
のない
そらに
えんを
えがく

おもう
だけで
こころ
まるく
なって
たのし

2002.08.17

◇写真 aoisoraさん

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より




このみちまっすぐ *朗読付 [2002年作品]

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このみち
まっすぐ
どこまで
まっすぐ

よりみち
しないで
ひたすら
まっすぐ

せすじを
のばして
まっすぐ
このみち

あしおと
ひびかせ
いつでも
まっすぐ

このまま
まっすぐ
わらって
まっすぐ

ないても
まっすぐ
そのうち
いいこと
あるはず
まっすぐ

やすまず
もどらず
とまらず
まっすぐ

すべてを
うけとめ
まっすぐ
このみち
しんじて
まっすぐ

まなざし
まっすぐ
このみち
まっすぐ

みえない
あしたへ

あるいて
あるいて

このみち
まっすぐ

2002/11/16

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より



※このうたは、親父が倒れ病院から
元気な親父の元の姿には戻る可能性は低いと告げられ
放心状態の中自分が頑張れねばと前を向く自分の心境を綴ったもの。
そののちに、朗読してもらう時にそんな心境で作ったことなど
話してはいないのに、そのときの心境が朗読にしっかりと
伝わっているので驚いた。


こいぶみ *朗読付 [2002年作品]


とこ IMG_4299[1].jpg

しずかな
よるの
きしべ

つきの
あかりに
てらされて

したためる
こいぶみは

やさしい
ことばを

あつめて
つづりました

ほほに
かかるものは

きょう
までと
いいきかせ

ふでを
にじませ

このて
ふるわせ

ぶじに
あなたに
とどく
ようにと

がらすびんに
つめた
こいぶみ

いま
みずの
ながれに
うかべます

2002/10/27

◇写真 aoisoraさん

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より



※昭和初期のイメージで綴りました。

赤川鉄橋 *朗読付 [2002年作品]


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ここでみた
あおぞらや
ゆうやけが
ぼくの
ことばで

かわは
いつまでも
ぼくを
こどもの
ままで
つきはなす

しずかな
ものたちの
いきる
いぶきを
かんじながら

めのまえの
じゃりみちを
じてんしゃで
こぎだす

くさの
においに
つつまれて

あのひの
ぼくと
ふたりのり

かぜが
あとおし
「げんきか」と

ぺだるを
こがなくても
かぜは
つれてゆく

ぼくの
すきなばしょ

むかし
かもつれっしゃに
てをふった

あかがわ
てっきょうまで

2002/08/13

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より


IMG_4309.JPG


しずか [2002年作品]


ふみつけた
おちば
いちまい

いい
おとがした

しずかな
まちが
はっとした

2002/09/06

しずかにあついことばたち [2002年作品]


かぜに
ふるえ

ちって
しまい
そうな

ぼくの
ことば
たちよ

ひとの
こころ

しがみ
ついて

はなれ
るなよ

ことば
たちよ

ここに
ことば
しるし

ひとは
なにを
おもう

ぼくの
ことば
たちを

2002/08/29

海の青さ *朗読付 [2002年作品]

うみの
あおさを
すくうんだ

この
しろい
りょうてを
あわせてね

なみに
むかい
こしを
かがめ

しぶき
かおに
うけても

あおさが
すくえるまで
こうして
いるんだ

ほら
だんだん
すくえて
きたよ

ときが
たてば
あの
あおさに
なるんだよ

もうすぐ
きみに
みせて
あげるからね

てのひらの
うみの
あおさを

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(旧題:純情)

2002/09/05

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より





ちいさないっぽはおおきなよろこび *朗読付 [2002年作品]

むりせず
がんばれ

あなたの
あゆみで

いつでも
みまもる

あなたの
せなかを

ちいさな
いっぽは

おおきな
よろこび

いきてる
あなたは

わたしの
しあわせ

ほほえむ
あなたは

わたしの
たからだ


2002/08/10

◇朗読はこちら
朗読:さきみさん
2011-2012限定ユニット「うたのこえ」より




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