今日はどんな絵を書いてくれますか [2022年作品]
いつまで
えを
かくのですか
そんなに
せなかが
まるく
なっても
ふでは
にぎりしめるのですか
いい
けしきを
えに
しようと
きょうも
でんしゃに
ゆられて
いるのですか
いつも
ひとりで
さみしく
ないですか
てんらんかいも
ひらかず
かいたえは
どうして
すてるのですか
わたしは
あなたの
えが
ほしいのです
へやに
かざりたいのです
あなたの
あとを
いつもあるいているのです
きょうは
どんなえを
かくのだろうと
かいてしまったら
すててしまう
あなただから
もうにどと
そのえを
みれないから
このめに
やきつくしておこうと
いつも
あなたのそば
わたしも
すっかり
としを
とりました
ひとのだれかが [2022年作品]
ひとの
だれかが
はなを
さかせるから
ひとの
だれかが
かなしむから
ひとの
だれかが
ひとの
だれかの
ために
ひとの
だれもが
ふりかかる
あめの
なかで
かぜの
なかで
たねを
まく
ひっとらー [2022年作品]
わるつ
だけしか
えんそうしては
いけません
それは
きょうから
きそくを
おかしたひとは
しょけい
します
きょうから
わるつ
あしたも
わるつ
きのうまでは
ゆるす
きょうからは
とにかく
わるつ
ばっはも
わるつ
しょぱんも
わるつ
いぬ [2022年作品]
ちょきん
する
いぬ
さんぽの
たび
おかねを
みつけ
ちょきんする
いぬ
ひとが
おとしても
さがさぬから
いぬは
いまじゃ
おくまんちょうじゃ
だけど
おかねの
かちは
しらぬ
から
わんわんと
きょうも
おなかすいたよと
ほえまくる
いぬ
いらぬことば [2022年作品]
かけば
すむ
てがみじゃ
なし
いらぬ
ことばは
よく
かんがえ
しまつを
かんがえ
たまえ
ことばは
おりたたまれる
ほうが
いいときも
あり
きみの
いらぬ
きもちは
ださぬ
てがみの
ように
やぶり
すてられれば
いい
また
あしたと
すこし
えがおに
なりたまえ
ことばは
あおにも
あかにも
なるのだから
生きるだけで [2022年作品]
おたまじゃくしは
かえるに
なるとおもって
いないし
あおむしだって
そらをとべると
おもっていないし
やごだって
とんぼになって
すすいと
そらをおよげると
おもっていないし
いまを
いきたら
おもっても
いないせかいが
まっているなんて
おもってもいないさ
そのひ
そのひ
きせつを
のりこえることに
いっしょうけんめいなのさ
いきるだけで
それだけで
いっしょうけんめいなのさ
おおきな
ゆめを
もてなくても
いきるだけで
すばらしいのさ
うたいはじめて20年目 [2022年作品]
20ねんも
たったのかい
うたは
いろあせていないかい
たかが
うたとおもっていないかい
されど
うたとおおもっていないかい
うたに
うたわされていないかい
ちからを
うたにせおわせていないかい
うたは
ふうりん
かぜが
ならすよ
やさしい
おとを
その
ときおりおりで
だから
どんなときもみつめているんだよ
うたを
いしのように
ほしのように
くさのように
2002年6月7日にひらがなうたを書き始めました。
「ずっとまわせ」といううたを書きました。
それからは早いような遅いような20年の月日が経ちました。
特別20年目にして何もすることはありません。
時の過ぎゆくまま
風の吹き過ぎるまま
心豊かにこれからも書いてゆこうと思います。
ともしび
たったのかい
うたは
いろあせていないかい
たかが
うたとおもっていないかい
されど
うたとおおもっていないかい
うたに
うたわされていないかい
ちからを
うたにせおわせていないかい
うたは
ふうりん
かぜが
ならすよ
やさしい
おとを
その
ときおりおりで
だから
どんなときもみつめているんだよ
うたを
いしのように
ほしのように
くさのように
2002年6月7日にひらがなうたを書き始めました。
「ずっとまわせ」といううたを書きました。
それからは早いような遅いような20年の月日が経ちました。
特別20年目にして何もすることはありません。
時の過ぎゆくまま
風の吹き過ぎるまま
心豊かにこれからも書いてゆこうと思います。
ともしび
うたもはなもとりも [2022年作品]
うたが
かなしむ
なにも
できないと
あなたの
こころで
わたしの
こころで
うたが
はなに
なれたらと
うたが
とりに
なれたらと
でも
はなも
とりも
なにも
できないと
くびを
ふります
あらそう
ことを
なぜ
くりかえすのかと
うたも
とりも
はなも
かぜに
なりたいと
さびしがる
いま
ゆるさない [2022年作品]
きのう
ちきゅうぎかった
ずっと
ほしくて
おかね
ためてかった
きょう
あるくにのおえらいさんが
かってに
2つのくにをかってにつくった
ぼくは
ゆるさない
ぼくの
ちきゅうぎは
ふるくならないし
あたらくはならない