きみからもらったことば

きみから
もらった
ことばは
ぼくの
ほんだなに
ならべて
ますよ

いつでも
よめるように
てのとどくところに

きみのことばの
ほんが
たおれないように

ぶっくえんども
かってきました

たいくつ

たまには
ひげでも
ぬけばって
いぬが
ねこに
はなしかければ
それも
いいかもねって
にゃあって
いって
ちいさな
ふみきり
わたって
ゆきました

へえ

うたったものがちです
うたわないことはまけですって
らぶそんぐしかうたわないわかいことり
おすましがおでひがしのそらへとんでゆきました

くれるまどべ

しあん
くれる
まどべ

ただ
ゆうぐれは
くれる

こんな
わたしに

なにか
くれる？

こんな
ちいさな
てのひらに

のるかな
しあわせって
いう
りんごひとつ

乱気流

おれは
かぜ
きまぐれさ

ろしあからの
しめった
かぜにでも
なってやろうか

くもを
あつめれば
ふらせるよ
つめたい
あめ

ほら
かさを
もってゆきな

にちようびです

あさから
あおぞら

あけっぱなしの
まどから

さらさらな
かぜ

ぼくの
ぎたーで

むおんの
あるぺじお

きょうは
いいこと
ありそな

にちようび
です

きいろいとり

しろでも
くろでも

あかでも
あおでも

ちゃいろ
でも

そんなこと
なんでも
いい

そらを
とぶこと

さえずりが
できる
こと

いきる
ことに

はねを
ひろげられればいい

そらは
あおで

やまは
みどりで

なくちゃ
いけない
けどって

きいろい
とりと

ぼくは
はなした

きのうの
こと

夏まっさかり

むしかご
からっぽの
おとこのこ

つかまえ
られなかった
ちょうちょを
おいかけて
くたびれた

こだちに
もたれて
ひとやすみ

それを
みつけた
おかあさん

るすばん
なんでできんかと

ちいさな
おうちに
かぎしめて

おとこのこが
むしかごのなかの
むしのように
げんきがないよ

それでも
そとは

にゅうどうぐも
もくもくの

なつ
まっさかり