夏の終わり

ちいさな
きみの
こえに
みみをすませて
よかった

きみの
こころの
めっせーじ
うけとめた
なつのおわり

へたくそ

うまく
えをかくには
どうしたらいいかと
てがみを
かこうと
したけれど
うまく
てがみが
かけなくて
いちにち
かけても
かけなくて
きぶんを
かえて
うたを
うたって
みたけれど
うまく
うたえなくて
えでも
かいてみようと
おもう
わたしです

うたえば

うたえば
なにかが
はじまる

うたわなけりゃ
なにかが
とおざかる

うたえば
だれかに
とどく

うたわなけりゃ
だれにも
きこえは
しない

わたしの
こころ

うたえば
はれる

こころも
おそらも

あなたのまち

やさしい
あなたが
うまれた
まち

なにもない
ちいさな
まち

ひくいやま
ほそいかわ
むじんえき

しまったままの
ぶんぼうぐやさん

それでも
このまちが
いちばんと

やさしい
あなたは
わたしに

よく
はなして
くれます